<目次>

・乳児期と思春期、アトピー性皮膚炎には2つのピークがある!

・乳児期のアトピー性皮膚炎の検査はいつ受ければいいの?

・アトピー性皮膚炎にみる、乳児期から思春期による違い




乳児期と思春期、アトピー性皮膚炎には2つのピークがある!

アトピー性皮膚炎はなかなか良くなりにくい傾向になってきています。

当院に来院するアトピー性皮膚炎の患者さんの数は、上の図のように0歳に1つのピークがあり、以後減少しますが、8~12歳でもう1つの小さなピークを作っていました。

この8~12歳で出現するアトピー性皮膚炎は、なかなか治らずに「成人型アトピー性皮膚炎」へと続いていくことが多いようです。

さらに8~12歳のピークは、その時期に発症したのではなく、小さいころの湿疹が一度改善した後、再び悪化してきたケースがほとんどです。

なぜこのように2つのピークを形成するのか、正確なことはわかっていません。

しかし私達がこのような患者さんたちをまとめてみると、次のような特徴をもっている人が多くみられました。


その特徴とは、

①IgE抗体値が2,000単位以上の人がほとんど(5,000単位を越す人も多い)

②8~12歳では顔を中心の湿疹が多く、小さい頃の湿疹よりも重い

③アレルゲンでは、カンジダ・アルテルナリア・アスペルギルスなどのカビや、小麦・米などの穀物に強い反応を示すものが多い

④気管支喘息の合併例が約30%に認められるが、軽症であるか、少なくとも3年以上発作がない状態で経過していた

今後このような成人型のアトピー性皮膚炎はますます増加していくと予想されます。


少しでも、思春期のピークに発症しないよう日頃のケアが大切です。

ご存知でしょうか?今、プロポリス成分が注目を集めていることを。

プロポリス成分は、抗アレルギー作用で、アレルギー症状の改善や予防に効果があるといわれています。

プロポリスに含まれる桂皮酸誘導体及びフラボノイドは、アレルギーの炎症関連物質であるcys-ロイコトリエンの放出を抑制し、アレルギー発症を抑制する作用が認められているのです。


プロポリス成分を摂取するにはどうすればいいのでしょうか?

よく、ローヤルゼリーもプロポリスもミツバチがつくりだした食べ物だから、同じと勘違いしている方がおられます。

しかし、ローヤルゼリーが女王バチの成長&長寿を後押しする栄養食であるのに対し、プロポリスは高い殺菌&抗菌力で大切な巣を病原菌などからブロックする防御機能に優れた成分なのです。

ですので長期的な健康維持や美容、老化の抑制など、積極的なヘルスケアを求めるならローヤルゼリーがいいでしょうが、アトピー性皮膚炎など、免疫力を高めたいといった予防に特化するならプロポリスが必要なのです。

プロポリスを摂取するには、やはりサプリメントがいいでしょう。




乳児期のアトピー性皮膚炎の検査はいつ受ければいいの?

赤ちゃんに湿疹ができて病院にやってくるお母さんは、そのほとんどの方が検査を望んでいらっしゃいます。

赤ちゃんにとって悪さをしているものが何なのかを知りたいと考えるのは、当然のことですよね。

でもそれでは一体いつ検査を受けに行ったらよいのでしょうか?

よく井戸端会議でお母さん達が、「赤ちゃんの時は風邪などひかないから大丈夫よ」とか、「生まれてから1カ月くらいはツルツルの肌だったのに」というような話をよくしているのを耳にします。

これは生まれてから3~4ヵ月くらいの問は、お母さんの免疫能力が赤ちゃんに強く残っているからです。

この免疫反応と赤ちゃんのアレルギー反応との関係はとても複雑で難しいのですが、ある程度お母さんの免疫反応は赤ちゃんのアレルギー反応を抑える役割をもっていると考えられています。

ですから、赤ちゃんのアレルギー反応そのものをできるだけ正しくみるためには、お母さんからの免疫反応が落ちてくる6カ月前後からがよいでしょう。

でも「それまで待つことはとてもできません」とおっしゃられるようなひどい湿疹をもつ赤ちゃんもいると思います。

そのような場合は、早めに検査をします。

ただしこの場合は、陽性に出たアレルゲンだけを信用し、陰性だったアレルゲンは8~10カ月でもう一度検査をするとよいでしょう。

もしくは皮膚テストのほうが早くから敏感に反応するので、4ヵ月前後でまず皮膚テストを行ってみるのも一つの手です。




アトピー性皮膚炎にみる、乳児期から思春期による違い


1歳~2歳頃までのアトピー性皮膚炎

生後3~4週間をすぎる頃より頭部・顔面・頬・耳の周り・まゆ毛に出現した脂漏性皮膚炎は生後6ヵ月にかけて次第に下のほうへおりてきます。

まだこの頃は、躯幹(体) ・四肢(手足)の変化は顔に較べて軽いことが多く、乾燥か軽い紅斑か、落屑をみる程度がほとんどです。

それに較べて顔の変化は強く、脂漏性皮膚炎とあいまって滲出性の強いリ紅斑・丘疹・痂疲・落屑を伴います。

この頃から痒みもまして、夜泣きをしたり、体を床にこすりつけたりしてかく動作が増えてきます。

生後6ヵ月の頃にすでに手足の関節の内側や耳の下が切れるような湿疹がある場合、アトピー性皮膚炎の乳児期型が強く疑われます。

生後5~6ヵ月から離乳食がスダートします。

食べ物を食べた後、急に眼の周りが赤くなったり、かゆがったりすることから、病院へ来院されるお母さんもいらっしやいます。

また、2歳頃までの湿疹は、急激に悪化することがあります。

この原因としては、今述べた食べ物であったり、細菌やウイルスによる感染、または実家へ連れて帰るような環境の変化であることが多いようです。

そしてこれらの湿疹は、いろいろな治療などにより、おおむね2歳頃までに約半数が落ち着いてきます。


2歳~10歳頃までのアトピー性皮膚炎

まれに、この頃からはじめて発症することもありますが、ほとんどは乳児期から引き続いています。

この時期の湿疹の特徴は、何といっても乾燥です。

そしてこの乾燥のために痒みがまして、無節操にかき皮膚を壊していきます。

季節的に悪くなったり良くなったりを繰り返し、象の皮膚のように厚くなった苔癬化の状態となります。

関節の屈曲部・首の周り・またなどが苔癬化の起こりやすい場所です。

幼稚園や保育園に行くようになり砂場で遊ぶことが多くなると、手足の先や顔に角化・亀裂が生じます。

これは砂の中の金属や動物のフン、毛などにかぷれるために起こる接触性皮膚炎です。

特に動物などによる場合、毛が生え変わる春先に皮膚炎が悪化することが多いようです。

接触性皮膚炎の症状しかない子がときどきいますが、詳しく関いてみると小さな頃にアトピー性皮膚炎の既往があることが多いようです。

また、アトピー性皮膚炎の好発部位である関節の屈曲部には少なく、体全体がカサカサしている子はかなりみられます。

これは、「小児乾燥性湿疹」とか「アトピックスキン(アトピー皮膚)」と呼ばれていますが、これも軽症のアトピー性皮膚炎と考えてよいでしょう。

季節的には冬に悪化し、夏に軽快することが一般的です。

しかし細菌やウイルスの感染をうけて二次的に夏に悪化することもあります。

さらに、この時期は気管支喘息の発作が起こる年齢であり、往々にしてこの発作へ移行することによってアトピー性皮膚炎の症状が軽快することがあります。





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